来年1月スタートのNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜午後8時)の新たな出演者発表会見が17日、都内で行われた。

同作は、俳優長谷川博己(42)が主演し、明智光秀の謎めいた前半生を含めた生き様を描く作品。新たに発表された出演者は11人で、語りを市川海老蔵が担当することも発表された。

長谷川は新キャストと同席した会見で「戦国時代というのは泥がかかったり、血のりがかかったり、甲冑を着たりで、本当に大変。夫婦円満でラーメンを作っていた時代が懐かしい」と、連続テレビ小説「まんぷく」の場面を回帰して、会場を笑いに包んだ。

吉田鋼太郎(60)は光秀を「冷徹、クール、冷静でありながら、心が一番、美しい人だったと思う」と評した上で、演じる長谷川について「舞台もたくさん一緒にやってますし、僕は長谷川君の私生活を知り抜いてる人間なんで。非常に冷静、声を荒げない、感情に振り回されない。反面、飲んで、ギターが弾けないくせにギターをかき鳴らしながら歌いまくる。その2つの要素を持っていらっしゃるので、ピッタリなんじゃないかと思います」と、プライベートを暴露しつつ太鼓判を押した。

長谷川は「すごくプレッシャー」としながらも「期待していただいて、構いません。すごいモノを見せられると自信を持って言います。見せます!」と、あらためて自信作をアピールした。

光秀の正室、煕子役を木村文乃、斎藤道三の側室、深芳野役を南果歩、道三の家臣、稲葉良通(一徹)役を村田雄浩、藤田伝吾役を徳重聡、今川義元役を片岡愛之助、織田信長の母、土田御前を檀れい、光秀の終生のライバル藤吉郎(豊臣秀吉)役を佐々木蔵之介、足利義昭役を滝藤賢一、三淵藤英役を谷原章介、細川藤孝を真島秀和、松永久秀を吉田鋼太郎が演じる。書家の中塚翠涛さんによる題字もお披露目された。

3月にはすでに、大河初出演となる沢尻エリカ(33)岡村隆史(48)高橋克典(54)らの出演者を発表している。