2009年6月25日、故マイケル・ジャクソンさんが薬物の過剰摂取による事故で急死してから10年目を迎えた今、マイケルさんの暴露本「83 Minutes: The Doctor, The Damage, And The Shocking Death Of Michael Jackson」が発売となった。

米情報サイトRadarOnlineは、著者のマット・リチャーズ氏とマーク・ラングスローン氏が本の中で公開した、マイケルさんが死亡した当時の寝室内の現場写真を公開。一連の写真は、警察が撮影したものと見られる。

不眠に苦しみ、強力な麻酔剤プロポフォールに頼っていたマイケルさんの寝室のテーブルには、薬物のバイアル、シリンジ、チューブなどの医療器具が散乱。イスの上にはビニール袋、ゴム手袋などが散らばっている。

薬物依存症を患っていたマイケルさんの寝室には、主治医のコンラッド・マーレイ医師のみが出入りできたが、マイケルさんに対する過失致死罪で2年間にわたり服役している。

著者のリチャーズ氏らによると、部屋には少なくとも最低11本の酸素タンクがあり、マイケルさんが使用人が掃除に入るのを拒否したため、悪臭が充満していたという。

マイケルさんの遺体は数週間後、金の棺に入れられ、ロサンゼルスのステイプルズセンターで行われた一般葬儀のステージに飾られた。当時、世界中のファンが悲しみに包まれ、葬儀の模様をテレビで見守った。(ニューヨーク=鹿目直子)