フジテレビ開局60周年特別企画のドラマ「教場」(2020年新春2夜連続)に俳優三浦翔平(31)と女優大島優子(30)が出演することが26日、分かった。2人は主演木村拓哉(46)演じる、警察学校の冷酷なカリスマ教官・風間公親の異色の教え子を演じる。

三浦は教え子の中で最年長となる、32歳の元プロボクサー日下部准役。ボクシングの道に挫折し、妻と3歳の娘を養うために警察官を志願する。

初めて父親役を演じる三浦は「新しいチャレンジ」と表情を引き締める。「日下部は、後がない気持ちで臨んでいるのですが、やはりどこか甘えが出て風間に突っ込まれてしまう。学校の隅で家族に電話する場面など非常に人間味のあるシーンがたくさんあって、すごくいいやつだなと思います。木村さんとの共演はピリッと締まりますが、スタジオを出ると気軽に話しかけてくれて、いい意味でオンとオフが切り替えられています」と話す。

大島は婚約者を亡くして警察官を志す、元インテリアコーディネーターの楠本しのぶ役。木村との共演は13年10月期のTBS系連続ドラマ「安堂ロイド」以来6年ぶり。14年にAKB48卒業後は女優として映画「紙の月」、ドラマ「銭の戦争」「東京タラレバ娘」など実績を積んでいる。木村との共演に「以前は兄妹役でしたが、今回は教官として常に目を配ってくださって導かれていきます」と信頼を寄せる。役柄について「ジムに通い、体作りをして、撮影に臨んでいます」と話している。

▼フジテレビ系「教場」 検事、総理大臣、ボディーガードなどヒーローを演じることの多い木村が警察学校の初任科第198期短期過程を担当する冷酷な教官・風間公親(かざま・きみちか)を演じる。原作は13年に「週刊文春ミステリーベスト10」第1位に輝いた、作家長岡弘樹氏の同名小説。脚本は「踊る大捜査線」シリーズのヒットメーカー君塚良一氏で、同氏の作品に木村は初出演。演出は「若者のすべて」「眠れる森」「プライド」の中江功ディレクター。

◆三浦翔平(みうら・しょうへい)1988年(昭63)6月3日、東京都生まれ。08年日テレ系「ごくせん3」でデビュー。妻は女優桐谷美玲。血液型A。

◆大島優子(おおしま・ゆうこ)1988年(昭63)10月10日、栃木県生まれ。06年AKB48デビュー。10、12年AKB総選挙1位。14年卒業。血液型B。