フリーアナウンサー生島ヒロシ(68)が6日、都内で、著書「どん底に落ちてもはい上がる37のストーリー」(ゴマブックス)の出版記念サイン会を行った。

先月6日から月決め契約で、生島が会長を務める生島企画室所属となった、タレントせんだみつお(71)が進行役を務める中、生島は集まった150人のファンに次々とサイン。途中、シンガー・ソングライターゆりえ(29)がギター弾き語りで荒井由実(松任谷由実)の「やさしさに包まれたなら」を熱唱、タレント田代沙織(34)が謎かけと、生島企画所属のタレントたちが盛り上げた。

生島は不動産投機に失敗、一時期は10億円超の借金を抱えていた。また、11年の東日本大震災では、故郷の宮城・気仙沼市に住んでいた実妹の亀井喜代美さん夫婦を亡くしている。

生島は「毎月、借金を数百万円ずつ返して、子供を学校に通わせていけるのかと悩んだこともあった。そんな時、死んだおふくろが『大丈夫、なんとかなる』って励ましてくれた。歯を食いしばって、あきらめなかったのがよかった」と振り返った。

せんだは「いろいろな事務所に断られて、生島さんに泣きつきました。『おかげさまよりお金さま、元気より現金、花束より札束』で頑張ります。昭和47~54年以来の第2期黄金時代を目指します、ナハッ!」とポーズを決めた。

せんだの契約は、取りあえずは1カ月ごとの月決め。吉本芸人の闇営業が問題となっているが、生島は「うちは契約書を、ちゃんと作りました。営業は行ってみたら、相手がエッ! と思うような場合もありうるけど、うそはいけませんよ。なにか問題があったら、即契約解消できるように月決め契約にしました。せんださんは、お友達が多い方なので結婚式とか直の営業を頼まれることも多いでしょうから、そこもしっかり話し合ってマネジメントのパーセントを変えるなどして対応します。せんださんのお友達の西岡徳馬さんや徳光和夫先輩からも、よろしくと言われました。せんださんの老後資金2000万円を作るお手伝いができれば」と話した。

生島企画室には先月、フリアナウンサー小林麻耶(29)が、夫の夫の整体師・国光吟(あきら)氏(35)とともに所属して、一昨年8月以来の仕事を再開している。生島は「単なるアイドルアナウンサーじゃない。いろいろ話し合って、やりたいことを実現させてあげたい」と話した。