ハイヒール・モモコ(55)が26日、大阪市北区の毎日放送で、MBSテレビ「ちちんぷいぷい」に生出演し、これまで「無い」とされていた所属タレントとの契約書が「めちゃめちゃ上の上の上の方にはあるらしい」と、まるで幻のような“伝説”を明かした。

吉本興業は前日25日、東大文学部卒の政治心理学者川上和久氏(61=国際医療福祉大教授)を座長とする経営アドバイザリー委員会の設置を発表。所属タレントから要望があれば、個別に契約書を作成することを明らかにしていた。

番組で、この話題を取り上げ、モモコ自身は「36-37年ですけど、私は見たことない」とし「めちゃめちゃ上の上の上の方にはあるらしいけど」と続けた。

地元の在阪局だけではなく、東京でもテレビ出演する売れっ子ながらに「私? 私ら、まだまだ! まだまだ!」と語った。

また、新たに契約書を導入するにあたり、吉本では「『必要がない』という所属タレントもいる。ケース・バイ・ケースで検討します」と説明していたが、この日、同番組に出演していた大平サブロー(63)は、不要をアピール。

「僕ら、契約書はない方がいい。契約書でがっちり『5対5』とか決められるより、これまで通りに(契約者は)なしで、例えばイベントとかすごい頑張った時は『今回はめちゃ頑張ったから8対2にできませんか』とか、交渉できた方がいい」と訴えた。

交渉力のあるベテランにとっては、従前通りの方法がやりやすいようだが、同席していた若手コンビ「マルセイユ」は「いや…難しい…ほとんどテレビに出ていないので…」と困惑した。キャリアの少ない若手にすれば、ギャラの交渉は厳しくもあり、取り分の配分が確認しづらいのも事実。6000人と言われる所属タレントには、多様な年齢、立場の者がおり、それぞれによって意見が分かれることが浮き彫りになった。