“ジャズ界の美しすぎるデュオ”として話題を呼んでいる村田中(むらたなか)が今月7日、アルバム「School of Jazz」でメジャーデビューをする。

トランペット村田千紘(32)とピアノ田中菜緒子(34)の2人が、都内のライブハウスで出会ったのは7年前。「演奏はすばらしいし、性格もいいし、そしてかわいい。すごい人がいるなと思いました」(村田)。「私も同じくです(笑い)」(田中)と初対面で意気投合した。

すぐにデュオを組み、ライブを重ねるように。やがて実力と美貌がうわさを呼び、名字をもじってファンから「村田中」と呼ばれるようになった。現在は“追っかけ”もいるほど。「美人デュオ」と呼ばれることには「うれしくてありがたいけど、ぜひ音楽を聞いて欲しい」と口をそろえた。

アルバムには、実力を存分に発揮するオリジナル5曲だけでなく、米歌手スティービー・ワンダーのヒット曲「Overjoyed」など計9曲を収録。ジャズになじみのない人にも親しみやすい1枚に仕上げた。

村田は「トランペットとピアノのデュオというのはあまりない。音の相性などにも注目していただけたらうれしい」。田中は「ジャズのCDですが、いろんな人に楽しんでいただける要素を取り入れて曲を選びました。ぜひ1度聞いて欲しい」とアピールした。9月5日には、東京・目黒ブルースアレイでアルバム発売記念ライブを行う。【松本久】

◆村田千紘(むらた・ちひろ)1986年(昭61)11月10日、東京都生まれ。早大在学中に音楽サークルでジャズ、ラテンなどの幅広いジャンルを学び、卒業後にライブハウスでの活動をスタート。15年にファーストアルバム「PASSION」を発売した。

◆田中菜緒子(たなか・なおこ)1985年(昭60)4月5日、福岡県生まれ。桐朋学園大ピアノ科卒。GLAYのTERU&TAKUROやMr.Children桜井和寿のライブにも参加。15年にファーストアルバム「MEMORIES」を発売した。