26日に放送された女優上野樹里(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)第7話の視聴率が27日、11・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。前回の14・4%より3・0ポイント、ダウンした。

初回から13・7、12・3、7・9、12・3、12・3、12・3、14・4%だった。第3回は1話と2話のダイジェストSPが放送されている。

万木朝顔(上野)は神奈川県にある興雲大学に勤める法医学者。横浜・野毛山署のベテラン刑事の父・平(時任三郎=61)は健在だが、2011年(平23)3月11日に東北の海沿いにある実家に帰省中に、東日本大震災に巻き込まれた母の里子(石田ひかり=47)の遺体は見つかっていなかった。そして、父の同僚でもある刑事・桑原真也(風間俊介=36)と結婚して、4歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)に恵まれていた。

第7話で、朝顔(上野)のもとに、里子(石田)が被災時に身に着けていたと思われる手袋が見つかったとの連絡が入る。それは、朝顔が中学生の時に使っていた手袋で、内側には朝顔の名前も記されていた。朝顔からその知らせを受けた平(時任)は、桑原(風間)に、朝顔とつぐみ(加藤)を頼む、と言い残して東北へと向かった。

そんな折、朝顔は、ある事件の控訴審に、鑑定証人として出廷することに。マスコミも「疑惑の女・10億の美魔女」として注目する、この裁判の被告・白川亜里沙(有森也実)は、3年前に会社社長だった夫が病死し、4億円以上の遺産を手にしていた。その1年後、亜里沙は資産家の男と再婚するが、わずか3カ月でまたもや夫が病死し、今度は6億円もの遺産を手に入れていた。亜里沙は、ふたり目の夫の死亡について状況証拠から逮捕されたが、1審は無罪だった。そこで検事の石田希子(山本未來)は、東横大学の法医学教室が司法解剖を行ったふたり目の夫について、朝顔に再鑑定を依頼したのだ。

証人控室で待つ朝顔を訪ねてきた検視官の丸屋大作(杉本哲太)は、今回の裁判は警察の威信がかかっているから必ず有罪にしてほしい、と頼む。石田検事の顔に泥を塗るようなことだけはするな、と言うのだ。それに対して朝顔は、亜里沙を有罪にするためではなく、あくまでも再鑑定の事実を明らかにするために証言台に立った。