女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の28日に放送された第129回の平均視聴率が20・4%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、なつが仕事中、娘の優が熱を出したと茜(渡辺麻友)から電話が入った。仕事が忙しいなつは、坂場に迎えに行ってもらおうと連絡するがつながらなかった。その夜、なつは急いで仕事から帰ってくると、眠る優のそばに迎えに行ってもらった咲太郎(岡田将生)の姿があった。なつは大事な時にかわいい優と一緒にいられないことを痛感。作画監督を引き受けてしまったことを悩んだ。そして3年がたち、まんが映画「キックジャガー」も大ヒットして、優も4歳になり保育園に通っていた。そんなある朝、なつが目を覚ますと優が、仕事で持ち帰った動画用紙に絵を描いていた、という内容だった。