俳優オダギリジョー(43)主演の連続ドラマ「時効警察はじめました」(10月11日スタート、金曜午後11時15分)の制作発表が24日、都内で行われた。06年1月期、07年4月期に放送された「時効警察」シリーズの12年半ぶりの復活。今月29日には2時間スペシャルドラマ「時効警察・復活スペシャル」(午後9時)も放送される。

オダギリ演じる、時効になった事件を趣味で捜査する主人公・霧山修一朗が、出向先のアメリカFBIから総武署の窓際部署・時効管理課に復活。麻生久美子(41)演じる助手の三日月しずかとともに、時効になった事件の捜査に当たる。刑事課の新人刑事・彩雲真空を吉岡里帆(26)、鑑識課の若きエース又来康知を磯村勇斗(27)が演じる。

人気シリーズの待望の復活だが、オダギリは「今日、(テレビ朝日の)駐車場に入ろうとして、マネジャーさんが『時効警察のオダギリです』と言ったら、『時効警察のオダユリさんですか』と聞き返されてしまいました。そんなに知られてないんですね」と苦笑い。麻生は「また大好きな役をやらせていただいて、本当に本当に幸せです」と笑顔を見せた。

久しぶりの名コンビ復活だが、オダギリは「10年以上、連絡もしてなかったので他人でしたね。結構、僕、人見知りなんで、10年空いた方ってゼロからですね」。麻生は「他人行儀でしたよね」と話した。

人気シリーズに新しく参加の吉岡は「初めは、すごく緊張しましたが、どんどんリラックスして仲間に入れてもらっています。新しい役なので3歩、4歩、5歩くらい、ちゃんと引いて存在しようと思っています。終わる頃に『許してやろう』と思ってもらえるように頑張ります」と話した。

オダギリからは「柳葉敏郎さんがギバちゃんだから、吉岡さんはオカちゃんだよね」と、オカちゃんと呼ばれている。吉岡は「柳葉さんにメチャクチャ感謝しています」と笑顔。明け方までに及ぶ撮影の笑うシーンでは「無理です」というオダギリのために変顔を披露して笑わせた。吉岡は「アントニオ猪木の顔まねをしました」。オダギリは「びっくりしました。朝4時にやってくれるんですから」。麻生は「(変顔を)したと同時に顔が赤くなって。オダギリさんの代わりに抱きしめました」と振り返った。

オダギリに憧れて、髪形までまねしていたという磯村だが、オダギリは「全く現場で、そんな気を出さなかった。壮大なドッキリじゃないの」と疑心暗鬼。磯村は「現場で『憧れてる』とか言えなくて。ファッションとか、髪形をまねてました。共演させてもらってありがたいです」と話した。