女優中山美穂(49)が24日、都内で、映画「108~海馬五郎の復讐と冒険~」(松尾スズキ監督、10月25日公開)完成披露舞台あいさつに出席した。

同作は、笑いにこだわり続けてきた喜劇人松尾スズキの4作目となる長編監督作品。監督・脚本・主演の全てに挑んだ“ザ・松尾ワールド”作品はR18指定で、浮気をした妻への復讐(ふくしゅう)コメディーだ。中山は、松尾演じる主役海馬五郎の妻でありながら年下のダンサーに心を奪われていく妻の綾子役を演じる。

同作の脚本を読んだ第一印象を「とてもおもしろかった」と振り返った。出演について「ちゅうちょは多少あったけど、それよりもおもしろさが勝ちました」と明かした。「見終わってゲラゲラ笑ってしまいました。こんな楽しい映画はないと思いました」とほほ笑んだ。

撮影中、松尾監督からのむちゃ振りは「全くなかった」と話したが、「あっ、でもここに出たことがむちゃの1つだったかもしれません」と笑った。

この日、松尾スズキ(56)秋山菜津子(54)岩井秀人(45)坂井真紀(49)大東駿介(33)土居志央梨(27)も登壇した。

松尾は「この作品は5年くらい前、2度目の結婚をするころに“結婚とは何だろう”と考えていて、ふと降りてきた夫婦の物語です」と説明した。「5年の構想で10日で打ち切りは死んでも死にきれない。SNSが災いとなる映画ですが、SNSが功を奏するような感想をつぶやいて、頑張ってください。みなさん、お願いします」と訴えた。