TBSの佐々木卓社長が25日、都内の同局で定例会見を行い、同局のバラエティー「消えた天才」(日曜午後8時)の過剰演出と、「クレイジージャーニー」(水曜午後11時56分)の不適切な演出についてコメントした。

佐々木社長は「この2つの番組、いずれも事実を前提とした番組でありまして、視聴者との約束を逸脱したアンフェアな手法があったと考えております。あってはならないことだと考えています。視聴者の皆さん、出演者の皆さん、関係者の皆さんに深くおわびしたいと思います」と謝罪。

17日に緊急の全社員集会を開いたことを明かし、「私自身が経緯を説明しました。放送局にとって視聴者の信頼が全て。1人で判断せず、職場で堂々と言い合ってほしい。制作過程においても視聴者の目を意識してほしいと言いました」とし、「会社全体の問題として再発防止に取り組んでいきたいと思います」とした。

両番組とも現在、調査を進めている段階だといい、番組の打ち切りなどの判断は調査結果が出た後になるという。

「消えた天才」は、8月11日放送でリトルリーグ全国大会で全打者三振の完全試合を達成した当時12歳の少年の試合映像を放送した際、映像を早回しすることで実際の投球よりもストレートの球速が速く見える加工を行っていたことが発覚。一方、「クレイジージャーニー」は爬虫(はちゅう)類ハンターがメキシコに生息する珍しい生物を探し、捕獲する企画で、紹介した6種類中、4種類がスタッフが事前に用意したものだったことが発覚していた。