評論家で編集者、タレント、コラムニストの山田五郎さん(やまだ・ごろう、本名武田正彦=たけだ・まさひこ)さんが14日に亡くなっていたことが22日、分かった。67歳だった。自身のYouTubeチャンネルで報告された。19日に家族葬として葬儀などは終えたという。24年にステージ4bの「原発不明がん」であると公表していた。
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配信ではマネジャーが出演し死去を伝えた。「孫と意思疎通ができるまで。孫としゃべれるまでと、日々、小さな目標を立て治療に立ち向かっていましたがかなわぬ夢になっていましました。本当に病気が憎いです」と無念さを漂わせた。
1958年に東京都で生まれた山田さんは、上智大文学部を大学卒業後、講談社に入社、敏腕編集者として若者向けの情報誌「ホットドッグ・プレス」の編集長や情報誌「TOKYO1週間」の創刊に副編集長として参加した。
91年にテレビ朝日系「タモリ倶楽部」に出演、その後、テレビ東京系「出没!アド街ック天国」などに出演し人気となった。2004年に独立、本格的にテレビやラジオなどに進出した。BS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」では、山田さんが美術をユーモラスでわかりやすく解説、これまでの美術番組とは一線を画す番組となった。
21年からはYouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」をスタートさせ、西洋美術や歴史を、軽快なトークと緻密(ちみつ)な分析で解説。チャンネル登録者数78万人超の人気コンテンツとなった。
一方、11年にラジオで食道がんが見つかり、手術したことを公表。24年10月4日には、YouTubeチャンネルで、ステージ4bの「原発不明がん」であると公表した。腰痛が悪化したタイミングで人間ドックを受診したところ、肝臓のがんが発覚したと説明。「リンパにも骨にもあちこち転移している。手術もできないから、化学治療しかできない。肝臓が原発じゃない。どこかから転移してきている」と明かしていた。
闘病中もテレビ出演や動画配信、執筆活動を続けた。18日放送の「出没!アド街ック天国」、19日放送のTBSラジオ「みうら五郎」にも出演。動画配信も17日に更新し「3月に昏睡(こんすい)してから歩けなくなって、車いすになって。腹水と胸水がたまって呼吸が困難になって酸素吸入に」などと酸素チューブをつけた姿で報告していた。
また、亡くなった14日には新著である美術書「アルケミスト双書 光の西洋絵画史」(創元社)も発売となった。山田さんはがんを公表した際、「仕事はやれる限りやらせていただきたい。がんと共に生きるというやつです」と話しており、最期まで意志を貫いた。



