女優高岡早紀(46)が2日、都内でフジテレビ系連続ドラマ「リカ」(5日スタート、土曜午後11時40分)の制作発表に出席した。連ドラ主演は03年のフジテレビ系「真実一路」以来16年ぶり。

経歴、現住所、年齢など全てを詐称する“永遠の28歳”の恋愛モンスター雨宮リカ役。第1部で小池徹平(33)、第2部で大谷亮平(39)がターゲットになるサイコミステリー。高岡は「『28歳の役です』と言われた時から、どのような役になるのか想像もつきませんでした。断ることも考え悩みましたが、私が演じることでどのような化学反応が起きるのか、今までにない高岡早紀を見せられたら」と話した。

リカに迫られる医師を演じる小池は「どんどん追い詰められて、リカの圧が話を重ねる度にエスカレートしていく」。リカとマッチングアプリで出会う、映画製作会社プロデューサー役の大谷は高岡の目を見られなかったという。「リカのフィルターがかかって、高岡さんの笑顔の裏に何かあるんじゃないかと怖い。びびっています」と話した。

46歳の高岡は28歳を詐称するリカを演じることについて「迷いとか不安を乗っけていくことが、リカをうまく演じることにつながる。自分を28歳だと信じ込んでいる経験を、落とし込みたい」。前髪を真っすぐに切りそろえた髪形は、高岡が自ら発案。体力は28歳に戻れなくても、髪形にはこだわった。「誰にも好かれない、嫌われるしかない役ですが、彼女の悲しみだったり、怒りだったり、内面に秘めている深みの部分を感じ取ってもらえれば」と話した。