俳優阿部寛(55)主演の連続ドラマ「まだ結婚できない男」(火曜午後9時)の5日放送の第5話の視聴率が10・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だと6日、分かった。前回の9・5%より0・5ポイント、アップした。

初回から11・5%、7・7%(W杯バレーボール中継のため65分遅れで開始)、10・0%、9・5%だった。

前作の「結婚できない男」以来、13年ぶりの人気シリーズの第2弾。阿部が演じる独身の建築家・桑野信介は偏屈で皮肉屋。趣味のクラシック音楽を大音響で聞いて、その音色に合わせて指揮棒を振りながらうっとりする“性癖”を持つ。

第5話では、かねて鎌倉の仏像を愛してやまない、弁護士の吉山まどか(吉田羊)は、1泊2日の鎌倉旅行にカフェ店長の田中有希江(稲森いずみ)と駆け出しの女優の戸波早紀(深川麻衣)を誘う。縁結びに御利益がある神社に参拝し、おいしいものを食べようと盛り上がる3人。しかし桑野(阿部寛)に知られると皮肉の1つも言われかねないと、女子旅は桑野に内緒で決行することに。

ところが、現地に着いた3人が楽しく観光していると、とある神社で“一人鎌倉”に来ている桑野の姿が。何とか気づかれないようその場を去ることに成功した3人だが、宿泊先の旅館の廊下で、なぜか一人不気味に写真を撮りまくる桑野と出くわしてしまう。縁結びのために来ていることを見透かされた上に、皮肉とウンチクをさんざん浴びせられ楽しい女子旅は台無しに。

翌日、まどかは偶然、高校時代の後輩・エリカ(野波麻帆)と再会する。絶賛婚活中だと言うエリカが好みの男性のタイプを熱弁し始めると、まどかたちは、ふとある男の顔を思い出し、顔を見合わせる。意外にも、桑野がその条件に当てはまっていたのだ。そうは言っても相手はあの桑野。紹介することに迷いを感じつつも、エリカの婚活への熱意に負けたまどかは思い切って桑野を紹介してみることに。

そんなこととは知らず、桑野は建設事務所の共同経営者の村上英治(塚本高史)たちを巻き込んで、ブログに桑野の悪口を書きつづっている“やっくん”の正体を暴こうと躍起になっていた。そこへ、まどかから電話がかかってきた。