米俳優ジョニー・デップ(56)が、自身の元弁護士から弁護士費用未払いで訴えられていた件で和解したと報じられた。

バラエティー誌などによると、デップがおよそ20年間にわたる顧問弁護士だったジェイク・ブルーム氏から3000万ドル以上をだまし取られたとして2017年に訴えを起こした際に雇った弁護士事務所から弁護費用35万ドルが未払いだとして訴えられていたもの。デップはこの裁判で昨年8月に有利な判決を受けたものの、今年1月に入って弁護士を解雇し、弁護費用も未払いのままだったという。

最終的に不正に報酬を受け取っていたと主張していたブルーム氏とは1000万ドル以上の損害賠償を受け取ることで合意して先月末に和解したと伝えられている。しかし、デップは他にも元妻の女優アンバー・ハードを名誉毀損(きそん)で訴えた裁判や映画の撮影スタッフへの暴行事件による訴訟なども抱えており、来年も法廷での争いは続きそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)