乃木坂46が27日、東京・代々木第1体育館で、初の試みとなる「3・4期生ライブ」を開催した。

16年9月加入の3期生12人と、昨年11月加入の4期生10人。平均年齢18・4歳、グループの将来を担う世代のメンバーたちがフレッシュにパフォーマンスした。

冒頭から3期生の山下美月(20)与田祐希(19)、4期生の遠藤さくら(18)筒井あやめ(15)がステージに登場し、「おいでシャンプー」を披露。アリーナを一周する花道に次々とメンバーが登場し、ファン1万人を熱狂させた。

3期生の梅澤美波(20)が「盛り上がってますか~!? 1曲目から皆さんの熱がすごすぎて、気合マックスでございます!」とあいさつ。4期生の清宮レイ(16)は「3期生の先輩方に頼りながら、私たち4期生も頑張っていきます」と笑顔。梅澤も「レイちゃんの笑顔を見ると笑顔になるんですよ」と笑った。掛橋沙耶香(17)は「ここにいる全員が3期生と4期生のことをもっと好きになってもらえるように、精いっぱい頑張ります!」と宣言した。

3期生の向井葉月(20)は「来てくださった皆さんを最高の笑顔に出来るように、4期生と力を合わせて頑張ります!」と意気込んだ。中村麗乃(18)は「みなさ~ん! 3期生と4期生に会いたかったですか~!? もっと声、出せるかな~!?」と叫び、大歓声を浴びた。伊藤理々杏(17)は「リハーサルの時から4期生のパワーやフレッシュさをすごく感じています。3期生も負けないように、皆さんにパワーを伝えられるようなパフォーマンスがしたいです」と意気込んだ。

途中のMCでは、3期生と4期生が乃木坂46に関するクイズで対決した。対決前、3期生より若干、4期生に大きな歓声が送られ、司会を務めた高橋大輔アナウンサーが「やや4期生が優勢か」とコメントした。結果的に4期生が勝利すると、梅澤は「4期生のほうがファンの方の声援が大きかった~」と嘆いた。山下もファンに向けて「すぐ新しい子に行っちゃうの!」と訴え、笑いを誘った上で、「ライブ後半戦は3期生頑張ります!」と意気込んでいた。

中盤には、3期生と4期生をシャッフルしてのユニットコーナーも。久保史緒里(18)中村、遠藤、賀喜遥香(18)は「私のために 誰かのために」で持ち前の歌声を披露した。賀喜は「大好きな先輩のおふたりと、さくちゃん(遠藤)と一緒にできてうれしかったです」と喜んだ。久保が「この4人、実は同い年なんですよ」と明かすと、どよめきがあがっていた。

終盤の「空扉」では、3期生の梅澤、久保、山下がグループへの思いを読み上げた。本編ラストの遠藤は「ここ代々木第1体育館は6年前、2013年10月6日に、先輩方が初めての全国ツアーの最後を飾ったとても大切な場所です。同じステージにこうして立たせていただいていることに、感謝と責任を感じます」と話し、「先輩方が築き上げてきた乃木坂46を受け継いでいく者として、精いっぱい頑張っていきたいと思います!」と宣言した。

アンコールで、グループ最年少の筒井は「3期生さんと一緒にライブさせていただいて、すごいうれしいし、本当にありがたいです。やっぱり責任を感じて、不安もいっぱいあったんですけど、先輩方からあらたためてたくさん刺激を受けて、早く追いつこう、と頑張ることができました」と感謝した。3期生最年少の岩本蓮加(15)は「このライブで4期生との距離が縮まったと思うので、これからもどんどん写真を撮ったり、お話したりして、もっと距離を縮めたいなって思います!」と笑った。

ラストの「乃木坂の詩」を披露し終えると、梅澤があらためてスピーチした。

「私たち3期生4期生は、初めて立ったステージが日本武道館でした。それは、先輩方のお力のおかげで立てたステージでした。そこから、何度も先輩方と一緒にたくさんの大きな会場でステージに立たせていただいてきましたが、そのたびに、自分たちの伴わない実力に、悔しくなることが多かったです」。涙目になって、続けた。

「でも、その環境をバネに、もっともっと努力して、頼ってもらえるくらい大きく成長しなきゃなって思っています。これから、もっといろんな困難が待ち受けているかもしれません。でも、ここにいるメンバーなら、私はどんな困難にも立ち向かっていけると思います!」とステージに並んだメンバーたちを見渡した。「みんな、乃木坂が大好きです。その愛を持って、次に皆さんの前に立つ時には、一回りも二回りも成長した姿をお見せできるように、3期生4期生23人頑張っていきたいと思いますので、これからも応援、よろしくお願いします!」と頭を下げ、大きな拍手を浴びた。【横山慧】