NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の11日に放送された第63回の平均視聴率が19・5%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、喜美子(戸田恵梨香)と結婚の約束をした八郎(松下洸平)が、交際のあいさつをするために川原家を訪ねてきた。常治(北村一輝)は最初に会った時の殴ったことを謝罪し、「娘はやらへん」とだけ告げて席を立ちまともに取り合わなかった。その後も八郎は出直して来てあいさつをしようとするが、常治は話をはぐらかし、しまいには約束をすっぽかすようになった。その常治の態度に、百合子(福田麻由子)とマツ(富田靖子)は怒りだすが、喜美子は何度でも八郎とあいさつしに来ることを伝えた。喜美子がいつものように朝早くに会社へ行くと、身重の照子(大島優子)が交際の進展を聞こうと訪ねて来た。すると照子は突然産気づいた、という内容だった。