劇団ゴジゲンを主宰し、ドラマ「バイプレイヤーズ」のメイン演出、映画「アズミ・ハルコは行方不明」の監督など、多彩に活躍する松居大悟氏(34)が、来年5月に発売される「またね家族」(講談社)で小説家デビューすることが20日、分かった。

小劇団を主宰する「僕」を主人公に、余命わずかな父からの連絡をきっかけに、自分と家族を見つめなおす物語。

松居氏は「孤独に腹をくくった執筆期間は、ひたすら頭の中で考えて考えて考える、寂しいけど新しくておもしろい作業でした。家族のことなんて、恥ずかしい。でも何より、自分らしいなんて言葉じゃ足りないぐらい、自分の作品だと思います。初めての小説です。家族と過ごしたすべての人に読んでいただきたいです」とコメントした。

劇団ゴジゲンは21日の福岡公演を皮切りに、4都市で「ポポリンピック」を上演する。