NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の1月31日に放送された第101回の平均視聴率が19・4%、1日放送の第102回が19・2%(ともに関東地区)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、百合子(福田麻由子)のはからいで武志と大阪の動物園に遊びに来た喜美子(戸田恵梨香)は、観光した後にちや子(水野美紀)の事務所に向かった。再会を果たしたちや子は働く女性の待遇改善を訴える地域活動を手伝っているということだった。その夜、喜美子は事務所で過ごすことになり、取材のため出かけるちや子から夜10時になったらラジオをつけるようにいわれた。詳しいことは教えられず時間になりラジオをつけると、そこから荒木荘の住人だった雄太郎(木本武宏)の声が聞こえた。さらに歌声も流れ驚いた。以前に喜美子が提案した「信楽太郎」の芸名で歌手に転向し、地道に活動を続け成功をつかんでいた。その歌声を聴きながら喜美子はこれまでの自分の人生を重ね涙を流した。翌日、ちや子が取材から戻り喜美子と会話をしていると、そこに雄太郎と大久保のぶ子(三林京子)が訪ねてきて、荒木荘での昔話で盛り上がった、という内容だった。