俳優座「マクベスの悲劇」(3月15~31日、東京・六本木の俳優座稽古場)の会見が2日、同所で行われた。政府の自粛要請で、演劇公演の中止が相次いでいるが、今回の公演は予定通り行うという。ただ、毎日10件以上の問い合わせの電話が入り、約40件のキャンセルもあったという。

マクベス役の斉藤淳は「やりたい意志、見たい意志がある限り、やろうと思う。今、僕らの演劇をやる覚悟が問われている。やれるなら、やるというのが、今の思いです」と話した。

俳優座にとって、故加藤剛さんの主演以来、41年ぶりの「マクベス」上演で、1940年代の衣装に、舞台中央に水を張ったプールがある、異色の舞台になるという。