TBSの井上貴博アナウンサー(35)がキャスターを務める同局系「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)が4日、スタジオに復帰し、生出演した。

井上アナは、接触のあった同番組スタッフが先月30日夜にPCR検査を受けたことから、念のため1日の放送を自宅からリモート出演していたが、同スタッフの検査の結果が陰性であったため、週明けのこの日からスタジオから生出演した。

井上アナは番組冒頭、「3時50分を回りました。みどりの日のNスタです。先週の金曜日の自宅からのリモート出演。あの驚くほど画質の悪い世界から戻って参りました」と報告。

同スタッフについて「もちろんPCR検査、確度の問題がありますので、スタッフ本人は自宅療養を続けまして、私たちとしても徹底的な感染防止対策を続けて参ります」。

同スタッフと連絡をとったという井上アナは「結果が出るまでの時間がいかに長くていかに苦しくていかに怖いものでいかに不安なものかと。まわりにもしウイルスをうつしてしまっていたらという自責の念でいっぱいだったと。そんな思いを温かく優しく包み込んでくれたのがお医者さん、看護師の皆さん。本当に感謝の気持ちでいっぱいだということを話していましたね」と明かした。

キャスターを務めるホラン千秋(31)から「きっと同じような状況で不安な気持ち、怖い気持ちをかかえていらっしゃる方たくさんいらっしゃると思います。みんなでこの状況を助け合いながら支え合いながら乗り越えて行けたらなと思いますよね」と振られ、井上アナは「本当につくづくそう思いました。私自身、全スタッフ、全関係者もこの身近な人間、仲間、その検査の結果を待つ時間ってこれほどまでに辛いものなのかということをつくづく感じました」。つづけて「私達テレビに出来ることは本当に微々たるものです。むしろみなさんにストレスをかけてしまったり、不安を増幅させてしまったりというところがあると思います。いま一度、仲間、スタッフともども一つ一つ見つめ直しましてテレビの前の皆さん、視聴者の皆さんとともにこの状況を乗り越えたい。一緒に今という時間を刻んでいきたい。そう強く感じております。今週も一週間どうぞよろしくお願い致します」と呼びかけた。

井上アナは1日、自宅からリモート出演した番組内で「我々の番組スタッフの1人が昨日の夜にPCR検査を受けました」と報告。井上アナによると、同スタッフは25日に発熱。30日夜にPCR検査を受けたという。発熱前に井上アナはマスクを着けた上で2メートル以上離れてではあるものの同スタッフと打ち合わせをしていたこともあり、「会社と協議した結果、今日は念のためこういう形を取ろうということにしました。私は変わりなく元気にやっております」と話した。

同番組では、井上アナがスタジオ、ホランが報道フロアから出演するという形をとり、メインキャスターが場所を分けて出演をしていた。