新型コロナウイルス感染拡大の影響により初回放送が当初の4月から延期されていた玉木宏(40)主演のフジテレビ系のドラマ「竜の道 二つの顔の復讐(ふくしゅう)者」(火曜午後9時)が7月28日からスタートする。

初回は2時間スペシャルとなる。玉木が初めて経験した撮影途中での約2カ月の休止や、再開後の新しいスタイルでの撮影について語った。

撮影は4月上旬からの休止を経て、6月から再開した。玉木は「ドラマ自体がどうなるのかわからなかったので、こうして撮影再開できたことを本当にうれしく思いながら演じています。連ドラ中に2カ月空くのは不思議な時間でしたが、現場に入ってみれば自然と体は反応するものだと思いました」とコメントした。

撮影の本番以外でのフェースガードの着用、一定時間ごとの消毒の徹底など、新しいスタイルでの撮影が続くことについて「ある程度は窮屈ですが、これが今の普通なのだと思います」と理解を示し、「放送が延期になって、『いつ放送されるのだろうか』と楽しみにしていた視聴者の方もいると思うので、最後まで健康に注意しながら責任をもって届けたいです」と意気込んだ。

同ドラマは養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐(ふくしゅう)を誓った双子の兄弟を描くサスペンス。玉木は顔も名前も変えて裏社会に身を投じた主人公の竜一を演じ、竜一の双子の弟で、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二を、玉木と初共演の高橋一生が演じる。

初回の2時間スペシャルについて、玉木は「当初予定していた第1話と第2話がドッキングし、さらにアレンジを加えた形ですが、竜一が過ごしてきた時間を心情とともに見せられるので、ただの足し算ではない魅力が増えたと思います」と自信をのぞかせた。