緊急事態宣言の解除を受けて7月1日から公演を再開する大阪・天満天神繁昌亭が26日、プレ公演「もうすぐ再開・繁昌亭」を開催した。

7月1日の本格再開に先だって、地元関係者を中心に約100人を招待。この日は90人が訪れた。プレ公演は28日まで開催される。

冒頭、上方落語協会の笑福亭仁智会長(67)があいさつ。「会長の河井案里です」と笑わせた。医療従事者らへの感謝を述べ「お客さんも出る方も久しぶり。ハプニングがあるかもしれないが、今後ますます応援していただくようにごあいさつとさせていただきます」と話していた。

この日の公演のトリを務める桂春蝶(45)は「これからだと思う。希望にあふれてる」と喜んでいた。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、繁昌亭は3月3日から公演を中止。7月1日に121日ぶりに公演を再開する。昼席は通常8席で2時間半ほどの公演を、6席で約2時間にする。客席は2列目以降で前後や隣との距離を確保できるよう市松模様に着席し、通常216席から100席程度にするなどの対策を取る。

昼席の様子はライブ動画配信サービス「ぴあライブストリーム」で有料ライブ配信をする。