元プロ野球選手清原和博氏(52)が7日深夜、とんねるず石橋貴明(58)がパーソナリティーを務めるフジテレビ系「石橋、薪を焚べる」(火曜深夜0時25分)にゲスト出演した。先月15日に4年の執行猶予(覚せい剤取締法違反)期間が満了して以降、初の地上波番組出演を果たした。

清原氏と石橋は15年7月の同局系「FNS27時間テレビ」内の「とんねるずのみなさんのおかげでした」コーナー以来、5年ぶりの共演。冒頭に石橋が「内角高め、ビシビシ行くよ」と宣言。清原氏は「大丈夫ですよ。デッドボールに当たらないようにする」と応じて「ホームランを525本、打っているけど、デッドボールと三振の数が自慢」と笑った。石橋が「(歴代通算)1位でしょ」とデッドボール196、三振1955の記録を指摘して突っ込んだ。

清原氏は持参したバットを石橋にプレゼント。「執行猶予明けの日付入りなんです。2020年6月15日。薪にしないでくださいよ」と渡すと、石橋は「(そんなことをしたら)大バカもんだよ」と笑った。

石橋が「どうでした、4年間」と執行猶予期間中のことを尋ねると、清原氏は「長かったな、と。逮捕されて1年目は長く感じた。1、2年目は薬物で“廃人状態”だった」と答えた。そして「僕の場合は1回に使う量が多かったので、後遺症があった。自殺願望が1、2年目は、すごく強かった。手に入れたものをすべて失ったので、スマホで一日中『自殺の仕方』とか見ていた。ほぼ1、2年は外出しなかった」と、答えた。

石橋が「完全なステイホーム(笑い)。出られないんだ」と言うと、清原氏は「テレビとかは見られない。保釈されて、海外ドラマの『プリズン・ブレイク』を見ていました(笑い)。日本のリアルな番組は見られない。報道とかは」と答えた。

石橋が「プロ野球とか、高校野球も見なかったんだ」と聞くと、清原氏は「野球をしたことすら後悔していた。野球をしていたから、こうなったのかなと思っていた。野球すら見なかった」と、振り返った。

来週14日にも出演する。