秋元康氏(62)が企画・原作を務めるテレビ東京系連続ドラマ「共演NG」(月曜午後10時)が、中井貴一(58)主演で今秋放送されることが31日、分かった。ヒロインは鈴木京香(52)。元恋人同士の大物俳優を演じる。

過去の恋愛関係がこじれ、“共演NG”となった大物俳優同士が巻き起こす大人のラブコメディー。中井演じる俳優遠山英二は20代半ばでスターダムにのし上がるも、鈴木演じる女優大園瞳との交際中に発覚した二股交際により、3年間業界から追放。破局から25年後、遺恨を抱えた2人がドラマ共演を果たす、というストーリーだ。再会の瞬間からいがみ合う2人の関係性がどう変化していくのか、注目される。

秋元氏がドラマの企画・原作を手掛けるのは、社会現象化した日本テレビ系「あなたの番です」以来。今作では業界のタブーとも言える共演NGをテーマにし、「共演NGの2人は過去に何があったのでしょうか? そんな興味から、今回のドラマを企画しました」ときっかけを語る。

6年ぶりの民放連ドラ出演となる中井は、同作について「面白いところに目を付けたなと思いました」。自身は共演NGを体感したことはないといい、「実態を肌身で感じていきたいと思います(笑い)」。俳優役を演じる難しさも感じており、「遠山英二の気持ちがわかるだけに、自分と近くなりすぎないように距離をおいて、役を作り演じていきたい」と話す。

元恋人を演じる鈴木は「大尊敬する中井貴一さんをこんなに罵倒する役なんて!! と、尻込みしそうになりましたが、内面は優しい魅力的な女性です。千載一遇の役ですので、大胆に思い切り演じています」とコメントした。

脚本・監督は映画「モテキ」「バクマン。」の大根仁氏。同局稲田秀樹プロデューサーは秋元氏、中井、鈴木、大根監督の豪華布陣に「これ以上望めないほどの稀代の『才能』が一堂に会しました。一見、どこか別のテレビ局のような(笑い)、この座組だけでも面白さは保証付きです!」と自信を見せている。