堺雅人主演のTBS系日曜劇場「半沢直樹」(日曜午後9時)の20日放送の第9話世帯平均視聴率が24・6%(関東地区世帯)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は22・0%、第2話は22・1%、第3話は23・2%、第4話は22・9%、第5話は25・5%、第6話は24・3%、第7話は24・7、第8話は25・6%だった。

13年に放送され、主人公の半沢直樹が銀行内の不正の数々を暴いて人気を得たシリーズの続編。子会社への出向を命じられる衝撃のラストで幕を閉じた前作に続き、出向先で奮闘する営業企画部長・半沢と銀行本店への復帰し、営業第二部次長として活躍する半沢の姿が描かれる。

第9話では、半沢は、合併前の旧東京第一銀行が箕部幹事長(柄本明)に貸し出した20億円もの融資の実態を探ろうとするが、亡くなった牧野元副頭取(山本亨)が不正な金を受け取っていた証拠を突きつけられ、手を引くことを余儀なくされる。

同じように箕部を追っていた金融庁の黒崎(片岡愛之助)にも箕部の魔の手が伸び、再び国税庁に異動させられてしまう。黒崎が最後に残した「伊勢志摩ステート」というヒントを手がかりに、半沢は伊勢志摩へと飛ぶ。

伊勢志摩支店の同期の協力を仰ぎ、伊勢志摩ステートの15年前の財務資料を徹底的に調べる半沢。半沢の疑惑は確信へと変わっていく。

◆直木賞作家池井戸潤氏の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。13年7~9月に放送され、平成のドラマで視聴率1位(最終回42・2%=ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。ドラマ内の半沢直樹の名言「倍返し」が同年の流行語大賞にも選出されるなど、社会現象になった。今作は同氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」の映像化となる。