第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞で助演女優賞を受賞した渡辺真起子(52)が31日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時)にゲスト出演した。

渡辺は番組コーナー「大竹言いたい放題」の年末映画特集に登場。出演作「浅田家!」について、木曜パートナーの光浦靖子(49)らとトークした。

渡辺はコロナ禍でミニシアターを救うための「ミニシアターエイド基金」立ち上げなどに参加。危機に立たされた映画館のために奮闘しており、「どうにかお客さんたちに映画や映画館、そこで働く人たちのことを忘れないでもらいたいと応援していました」。また「映画の中にはいろんな世界があって、学びがあって、楽しみがある。とにかくそれを思いだしてもらおうと。状況が落ち着いたらみんながのびのびと映画館に来て、知らない人が隣に座って、物語を楽しめたらいいなと思った」と語った。

「浅田家!」では、東日本大震災の被災地で津波で泥にまみれた写真を洗浄するボランティアを演じた。人の心を支える写真のパワーを知り、「写真ってすごいんだなと。改めて、記憶や思い出が人を支えているんだなと思いました」。パワフルなキャラクターを演じるにあたっては「ブルドーザーみたいな人だったらいいなと。ただ、あんまり怖くはなりたくなかった」と役作りを回想。東北弁の方言指導も受けたといい「アドリブのせりふも、うまくなまっていてよかったなと思いました」と振り返った。

授賞式の際、渡辺が涙したことが話題に上ると「泣き虫なの。どうにか見つけていただいたことにお礼を伝えたくて、感極まって素直に泣いちゃったんです」と照れ笑い。「本当にいい機会になりました。これから先、ちゃんとやらないとというプレッシャーもありますけど」とあらためて受賞を喜んだ。

また光浦から「空気感の軽やかさが好き。どうやって何をインプットしているのかな」と聞かれると、「本も読むし、庭いじりもするし、近所のおばあちゃんとベラベラしゃべったりもするし。でも、定期的に誰ともしゃべんない!と思う日もあります。その繰り返しで生きてます。好き勝手にやってます」。光浦は「お酒を飲みながら、アフターコロナの日本と芸能界について語りたい!」と熱望していた。