アニメ「鬼滅の刃」の主役・竈門炭治郎役の声優花江夏樹(29)が、明石家さんま(65)がプロデュースする劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」(今年初夏公開)の主要キャストの少年役で出演することが2日、発表された。

昨年10月16日に公開された映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、昨年12月29日までに興行収入324億7889万5850円を記録して、日本映画の歴代興行収入1位となった。

この日、花江は「鬼滅-」で我妻善逸役の下野紘(40)とともに、フジテレビ系「新春大売り出し!さんまのまんま」(午後3時45分)に出演した。「アニメと漫画、同時にはまった」というさんまは「炭治郎の妹の禰豆子が好き」と明かし、花江から禰豆子のフィギュアをもらうと「炭治郎から禰豆子をもらった」と笑顔を見せた。花江は「僕が生きているうちに(さんまさんに)お会いできるとは思いませんでした」と話した。下野も「オーディションがあれば受けたい」と「漁港の-」への出演を希望した。

アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の原作は直木賞作家西加奈子氏(43)の累計35万部超の同名小説。漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く物語に、さんまがほれ込んでオファーを出し実現した。花江が演じる少年は物語を支える重要な役だ。

監督は19年「海獣の子供」の渡辺歩監督(54)。脚本は19年TBS系「凪のお暇」の大島里美氏(43)。キャラクターデザイン・総作画監督は「海獣-」の小西賢一氏。制作を手掛けるのは「海獣-」、20年「映画 えんとつ町のプペル」のSTUDIO4℃。