プロ野球の阪神や日本ハム、米大リーグで活躍した新庄剛志氏(49)が「ファミリー引越センター」の新イメージキャラクターに就任し28日、都内のホテルで会見した。

この日は49回目の誕生日で、花束と同社のイメージカラーである赤いケーキを贈呈された新庄氏は「サプライズをするのは好きなんですけど、されるのは苦手」と照れ笑いしていた。

同社のウェブ用のCMに出演し2月1日から流れるが、撮影には8時間も要したという。学校の先生役での出演だが「熱中時代の水谷豊さんをイメージしました。武田鉄矢さんではありません。テイク23回までいきましたが、(CM)監督とは気が合いませんでしたね。セリフを話すのは初めてで、ヒットを打つ方が簡単ですね」。

昨年は、NPB12球団合同トライアウトに参加し、ヒット打ったもののオファーは来なかった。再チャレンジについては「ないですね」とキッパリ。トライアウトに向けて追い込む中、左肩の筋が2本切れていたことを明かし「追い込みすぎました。肩が上がらないんです。最初は50肩かとおもったけど、診てもらったら切れていた。それでヒット打ったんだから、強い気持ちが大事なんです」と語った。

今後については野球界に携わりたい意思を示す。一部で監督へのオファーがあったとの報道には「やりたい気持ちはあります。ぐっちゃぐちゃにしてやろうと思って」と笑わせながらも「オファーがくる1年にしたい」といたってまじめ。さらに「2軍のキャンプを見たい。2軍の選手がどのような練習をしているのか、野球を勉強したいです。野球は大好きなので、何らかの形で話がきたらいいですね」。

今後の肩書については「タレントでもないし、スポーツ選手でもない。宇宙人にしておいてください」とけむに巻いた。