フュージョンバンド、T-SQUAREのギター、安藤正容が、今春発売予定の新アルバムにともなうツアーを最後に同バンドから脱退すると発表した。

安藤は1日、バンドの公式ホームページで、「ここで重大な発表をしなければなりません。今春発売予定の最新アルバムが自分の、T-SQUAREとしての最後のオリジナル作品になります。そしてそのツアーを最後にT-SQUAREからの引退を決断致しました。実は数年前から、どこかでT-SQUAREの活動から身を引かなければならないと考えていました」とした。

加齢による体力的な衰えが理由のひとつだとしており、「毎年アルバムを作る事を楽しみにしているメンバーをさておき、自分が足を引っ張るような形になるのは避けなければいけない、と言うのが最大の要因です」と説明した。

バンドはサックスの伊東たけし、ドラム坂東慧の2人ユニットとなり、サポートメンバーによって活動を継続するとのこと。「1978年にデビューして42年間、スクエアがあればこそ自分がありました。永きにわたり応援して頂き感謝にたえませんが、自分は音楽家を引退する訳ではありません。所属事務所も変わらず、あんみつや他の演奏活動も機会があれば続けていくつもりです。そしてまたいつかスクエアのメンバーとステージに立つ事があるかも知れません」とし、「自分勝手な決断ではありますが、引き続きT-SQUARE alpha と共に、安藤正容の活動も応援して頂けるよう御理解頂けたら幸いです。最後に、今まで本当にありがとうございました!そして今後ともどうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。