NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の22日に放送された第56話の平均視聴率が17・2%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、一平(成田凌)は、千之助(星田英利)に次回公演のトリの台本をお願いし、自分は力試しに前座で千代(杉咲花)と一緒に舞台に立つことにした。台本はみつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)の結婚を参考に商売敵の親同士のせいで結婚を反対された恋人2人が心中を図るという物語。しかしこの頃は警察の検閲が厳しくなり、一平が書いた台本も恋愛場面が書き直されてしまった。公演初日を迎え、千代は好きな人と心中する気持ちが分からなかったが、大切な弟ヨシヲのことを考えながら、役になりきり演じた。一平も千代の演技に引っ張られ演じた。そして恋人と一緒に死を選ぶ場面で、一平が思わず千代にキスをした。