女優の道を生き抜き「大阪のお母さん」と呼ばれた、女優浪花千栄子をモデルにしたNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜午前8時)。

竹井千代(杉咲花)と天海一平(成田凌)が別れて2年がたちます。一平はついに、鶴亀新喜劇で「初代桂春団治」を上演し、大成功をおさめました。しかし、2人はお互いに再び会おうとはしませんでした。そんなとき、鶴亀株式会社の熊田(西川忠志)が千代の家にやってきます。熊田は千代に、1日だけ鶴亀新喜劇の舞台に上がってくれないかと相談します。もう1度、千代に道頓堀の舞台に上がってほしい、という熊田の願いからでした。

道頓堀をたつ日、春子(毎田暖乃)を岡福に預けて、千代が向かった先は一平のもとだった。2年ぶりに一平と灯子と対面する千代。道頓堀で芝居をしたいと正直な気持ちを伝える。そして、娘の春子に喜劇を見せるため、鶴亀新喜劇の舞台出演を引き受けたいと申し出るのだった。夕方、岡福に帰った千代は、この決断を真っ先に春子に報告する。女優・竹井千代が道頓堀の舞台で再び芝居をする日がついに実現する。