27日に放送された、テレビ朝日系ドラマ「警視庁・捜査一課長 シーズン5」(木曜午後8時)第7話の世帯平均視聴率がビデオリサーチの調べで11・9%(関東地区、速報値)だったことが28日、分かった。個人平均視聴率は6・4%。

初回から12・8%、第2話は12・1%、第3話は12・8%、第4話は10・8%、第5話は11・8%、第6話は11・6%と推移している(いずれも世帯平均視聴率)。

同作は、ヒラ刑事からはい上がった“たたき上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)と捜査員の奮闘を描いた物語で、シーズン5となる今回で、シリーズ誕生10年目の節目を迎える。

都内の川の近くで、宝石貴金属販売会社の社長・大友直登(渋江譲二)の遺体が見つかった。臨場した大岩純一は、遺体の状況に驚愕(きょうがく)する。死因は何者かに後頭部を殴打されたことによる脳挫傷だったが、被害者は犯人に襲われてから20メートルほど自力で歩いた末に絶命していた。傷の状態から考えると、その距離を歩いたことは驚きでしかなかった。また、遺体のそばには、持ち物や火の元、戸締まりなどを確認するキーホルダー型のチェッカーが落ちていた。チェック項目には“ストッキング伝線”“ナチュラルメーク”などがあり、女性のものではないかと推測された。

防犯カメラ映像を確認したところ、死亡推定時刻にリュックを前に抱えた不審な女が事件現場の方角から走り去る姿が映っていたことが判明。現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は、現場近くで同じようにリュックを前に抱えて歩く女性を見かけ、追いかける。その女性は道を歩きながら前後左右を確認したり、横断歩道を渡る際は左右を何度も確認したり…とかなり心配性のようだった。

しばらくして、この心配性の女が大友と対立していたことが判明する。