女優の佐武宇綺(29)が、新型コロナウイルスに感染したことを28日、所属事務所が公式ホームページで発表した。来月2日開幕の舞台「剣が君-残桜の舞-」(6日まで、こくみん共済 coopホール/スペース・ゼロ)は降板する。

発表によると、佐武は今月25日に発熱の症状があり、「PCR検査を実施しましたところ、5月26日に医療機関より陽性であることが確認されました」としている。今後は保健所の指導を受け療養、経過観察する。

また、舞台「剣が君-」の公式ホームページも「ハバキ憑き役で出演予定でありました佐武宇綺さんが、PCR検査の結果、新型コロナウイルスの陽性が確認された」として、佐武の全公演降板と、千田阿紗子が代役を務めることを発表した。スタッフ・キャストは「濃厚接触者なし」としており、佐武と稽古をしていたキャストやスタッフは別途PCR検査の結果、全員陰性だったため、公演は予定通り行うとしている。

佐武は同公式ページにコメントを寄せ、「現在は体調も安定しておりますが、今後は保健所の指示に従い、療養及び回復に努めて参ります」と報告。「これまで稽古を積み重ねてきたカンパニーの皆様と一緒に舞台に立てない事、楽しみにして下さっている方々に観ていただけない事が、本当に残念でなりません」とつづった。

また公演に向け、「演出の浅井さんが作る剣が君の舞台は、キャラクター1人1人に愛があって、歌の力も感じられます。そんな舞台『剣が君』が私は本当に大好きです。今回も素晴らしい作品になると確信しています。そして、公演の成功を誰よりも願っております」とエールを送った。

佐武は06年TBS系ドラマ「吾輩は主婦である」で女優デビュー。10年から19年までは、川島海荷らが所属したガールズユニット「9nine」(ナイン)との一員しても活動していた。愛称は「うっきー」。