女優黒島結菜（24）が主演を務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第2弾出演者発表が8日、同局のドラマ公式ツイッターで行われ、石丸謙二郎（67）の出演が明らかになった。

この日は、ヒロイン・比嘉暢子の生まれ故郷を彩る「沖縄の人々」を発表。石丸は、比嘉家の面倒を見る暢子の大叔父・比嘉賢吉を演じる。

暢子たちの親戚で、同じサトウキビ農家という役どころ。20数年前から沖縄本島や八重山諸島に通い詰めているという沖縄通で「サトウキビ刈りの手伝いで、連日汗をかいたこともありました。こんな大変なことをしている方たちのおかげで泡盛が呑めるのかと、こうべをたれたこともあります。お墓の周りで唄い踊る島人の笑顔が大好きです。きびしい自然と政治のはざまで、明るさだけは失わないシマンチュの誇りが伝えられればと思います」と意気込む。

朝ドラ初出演は「澪つくし」で「最近、再放送のおかげで、若かりし頃の姿と芝居を拝見しました。役者とは、その資質はいつまでたっても変わらないものなのだとの発見がありました」と振り返っている。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム（心臓）」が高鳴る様子のことで、沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロイン・比嘉暢子と、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作。語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われ、第1弾は暢子の家族として仲間由紀恵、大森南朋、竜星涼、川口春奈、上白石萌歌の出演を発表。第2弾のこの日は「沖縄の人々」として宮沢氷魚、山田裕貴、前田公輝、山路和弘、片桐はいりの出演が明らかになっている。

3週目は「東京や鶴見の人々」を予定している。