堀ちえみ(54)が21日、ブログを更新し、同日、自身のブログに中傷する書き込みを繰り返したとして、警視庁人身安全関連事案総合対策本部が東京都迷惑防止条例違反の疑いで、奈良市の無職の女性(45)を書類送検した件について言及した。

書類送検容疑は昨年10月~今年5月、堀のブログに159回にわたって「どうか永遠の眠りについてくださいね」などと中傷する書き込みをした疑い。

2019年に舌がんの手術を受け、昨年芸能活動を再開した掘は「今回の誹謗中傷コメントの一件について」のタイトルでブログを更新。自身への書き込みなどを検索するエゴサーチをしたことないという堀は「私の誹謗中傷については、目に余る酷い書き込み等があると、以前から聞いてはおりました」という。そして「書き込みをしている心ない方々は、その誹謗中傷が私の目に触れないと、面白くないようで。目に入ってくる、ブログのコメントであったり、仕事でお世話になった関係各位の皆様に、直接連絡を入れるという形で、だんだんとエスカレートしていきました」と明かした。

心ない誹謗中傷について「最初のうちは、言いたい人には、とことん言わせておけばいいと、そう思っておりましたが、あまりに辛辣な言葉に、私の周りまでにも、哀しい思いや嫌な気持ちに、させてしまっていること。そしてそのうちに私自身が、『あの時に病を乗り越えたことは間違いだったのではではないか』という錯覚に、何度も何度も陥ってしまったこと」と心を痛めていたという。

その上で、堀は現在も手術の影響が残っていることを明かし「口では思うように伝わらないこともあり、もどかしさや哀しさや辛さは、術後たくさん味わいました。そんな私の気持ちを救ってくれたのが、このブログであり、皆様からの温かいメッセージ。SNSを通して勇気も、たくさんもらえました。なので今もコメント欄は、閉鎖するつもりはありません」とした。

堀は「SNSを発信している立場の人間でも、プライバシーはありますし、何をされても、我慢しなければならないというのは、違うと思います。そして匿名という鎧があっても、その気になれば特定することもできます。心ない誹謗中傷を受ける人が、これ以上出ませんよう」と願った。