阿部寛主演のTBS系日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜午後9時)最終回が27日に放送され、平均世帯視聴率が20・4%(関東地区、速報値)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は13・1%だった。

第1話は14・8%、第2話は13・9%、第3話は12・6%、第4話は14・3%、第5話は13・8%、第6話は14・0%、第7話は14・4%、第8話は14・6%、第9話は15・4%だった。

週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載中の三田紀房氏の「ドラゴン桜2」が原作。05年に放送された大ヒットしたドラマの15年後を描いた続編で、経営破綻寸前の龍海学園を再建するべく、阿部や長澤まさみ演じる弁護士が、個性的な生徒たちを東大現役合格へ導こうと奮闘する姿が描かれる。脚本は人気放送作家のオークラ氏らが担当した。

最終話で、2次試験が迫る中、桜木(阿部寛)はますます厳しい状況に追い込まれていた。学園買収には教頭の高原(及川光博)が関わり、坂本(林遣都)と米山(佐野勇斗)も加担していた。水野(長澤)は心を痛め、久美子(江口のりこ)は「生徒たちのために奇跡を起こして」と桜木に頼んだ。

共通テストで思うような点数が取れなかった藤井(鈴鹿央士)は、ある決意を桜木に伝えた。専科から離脱した瀬戸(高橋海人)も気持ちを切り替え、東大専科は、2次試験に向けてラストスパートに突入した。生徒たちは、最後の追い込みで東大の過去問を必死にやり遂げ、東大受験に臨んだ。

最終話は15分拡大で放送され、05年放送の第1シリーズでメインキャストの1人だった新垣結衣(33)がサプライズ出演した。また前作で同級生役だった小池徹平(35)、中尾明慶(32)、紗栄子(34)も出演。山下智久(36)も声のみではあったが出演した。