演歌歌手・望月琉叶(るか、24)が10日、東京・浅草の雷5656会館ときわホールで「夏祭り! 望月琉叶 25ans(ヴァンサンカン)Birthdayコンサート」を行った。ヴァンサンカンとはフランス語で25歳の意味。アイドルグループ民族ハッピー組のメンバーで、グラビアで水着姿も披露する異色の演歌歌手として注目されている。15日の誕生日を前に、一足早い記念コンサートを開催した。

新型コロナウイルス感染症対策で客席を半分にして、昼2回公演で約300人を動員した。熱狂的なファンが静かに声援を送る中、「皆さんの支えがあってここまで来られたことを、あらためて実感しています」と感謝した。

最新曲「面影・未練橋」やデビュー曲「失恋慕情」をはじめ、昭和の名曲カバーからテレサ・テンの「別れの予感」、坂本冬美の「あばれ太鼓」などを熱唱した。さらに民族ハッピー組の前身グループ演歌女子ルピナス組の人気ナンバーで、この日から配信シングルとして配信された「浪速夫婦物語」「チョメリズム」「歌舞伎役者と演歌女子」の3曲も披露した。

民族ハッピー組のメンバーもお祝いに駆けつけ、バースデーケーキで祝福された。望月は「(25歳になることに)全然実感がありません。25歳といえばもういい大人なので(笑い)、もっといい大人になれるよう頑張りたいと思います。20歳のころは、デビューするのが目標でしたが、いまは紅白(歌合戦)に出るという明確な目標ができました」と目を輝かせた。