唐沢寿明主演の日本テレビ系連続ドラマ「ボイス2 110緊急指令室」(土曜午後10時)第1話が10日、放送され、平均世帯視聴率が11・3%(関東地区、速報値)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は6・6%だった。

同作は、19年7月期に放送された連続ドラマの続編。唐沢演じる敏腕刑事・樋口彰吾と、真木よう子演じる港東署の緊急指令室「ECU」の室長で、どんなかすかな音でも聞き分けることができるボイスプロファイラー(声紋分析官)橘ひかりが、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で摘発」するストーリー。制限時間内に人々を救い出すタイムリミットサスペンスになっている。

第1話で、室長の橘ひかり(真木)と、ECU緊急出動班の班長・重藤雄二(増田昇太)はその日、本部での会議を終えたその足で、立てこもり事件の現場へ向かった。現場では爆弾を巻きつけた男が、妊婦を人質に声を荒らげていた。ひかりは犯人の男の声に耳を澄ませた。類いまれな聴力と分析力を併せ持つボイスプロファイラーとして、即座に男の特徴をつかむと、指令室の室員たちと連携し、鮮やかに男の身元と目的を割り出していった。

一方、息子・大樹(鳥越壮真)のため、現場から退いていた元刑事・樋口彰吾(唐沢)は、妻の墓参りの帰り、女性が襲われている現場に遭遇した。被害者を助け出し、犯人の男を追ったが、男は逃走。その直後、先に家に帰したはずの大樹と連絡が取れなくなった。