20年10月に地元沖縄でスカウトされたばかりの、14歳の新人女優當真あみが、リクルートが14年ぶりに制作、展開する企業CMに主演として起用され、デビューする。21日、同社が発表した。當真は初仕事に緊張しながらも、カメラ前での初演技に挑戦し、ナレーションも担当。「最初は状況が飲み込めなかったです。楽しみで、撮影はどんな感じだろう、初めての仕事だ、気合を入れなきゃ! と思いました」と初々しく感想を語った。CMは24日から放映が始まる。

新CMは、とある団地を舞台に、おのおのの部屋で多種多様なテーマに夢中になっている住人たちと、今まさにドキドキと出会ったばかりで、空を見上げる少女を描く。遠くから見ると一見、フラットな団地の風景が、実はそれぞれのドキドキであふれていることを風のように見守っていく、というコンセプトのもと、マイクロドローンを使って流れるような日常を撮影した。

當真は、マイクロドローンを使っての撮影について「両手の上に収まるくらいの大きさで、ドローンを見たことすら初めてだったので、ドローンが飛んでいるのを見て、1人でテンション上がってました」と笑みを浮かべた。

今回の撮影について聞かれると「ベランダで、悩んでいる時、ドローンが背中にぶつかるシーンがあり、それに背中を押してもらい希望が見えた感じを表現してほしいと言われました。やりたいことを見つける前の自分、もっと楽しいことをしたいと考えていた時の自分を思い出し演じました」と振り返った。

今後、目指す女優像と挑戦したい仕事について聞かれると「監督の要望に、柔軟に応えられる、この子なら任せられると思ってもらえる女優になりたいです」と意気込んだ。

◆當真あみ(とうま・あみ)2006年(平18)11月2日、沖縄県生まれ。20年10月にスカウトされ、玉城ティナ(23)らが所属するディネアンドインディーに所属。趣味は音楽鑑賞とアニメを見ることで、特技は3歳半から始めたバイオリンと幼稚園から始めたピアノ。160センチ。