活動休止中のロックバンドRICEのボーカル櫻井有紀(40)が21日、自身のブログで、喉頭がんと診断されたことを公表した。

櫻井は「この度 喉(声)の不調の為、07.20(火)に全身麻酔下での喉頭微細手術(病理検査の為の生検手術)を受け、本日07.21(水)付けで『喉頭癌』と診断されました」と報告。「おそらく早期発見の部類ではないかと言う事ですが、本日時点では喉頭(右声帯)のみの診断なので、まだいわゆる"ステージ○○"といった具体的な進行度合いについての診断はされておりません。※食道、リンパ、胃など他所への転移・併発の可能性がある為、後日追って全身の検査をして参ります」とつづった。

ライブなど、発表済みのスケジュールについては「日頃のケアに努め、一部内容を調整するなどして体調の許す限り実施させていただく方向で鋭意検討しております」としている。

櫻井はさらに「声帯白板症という奇病を発端に、いわゆる『前癌状態』となってからは既に1年8ヶ月ほどの時間が経っている事もあり」と病歴を明かし、「この闘病生活の中で幾度もLIVEや日常生活の中で歯痒い思いをし、『声』について散々落ち込むだけ落ち込んでから癌という存在を受け止める覚悟をしっかり決めて今回の手術に臨んだ次第ですので、今は吹っ切れたと言いますか、割と気持ちが落ち着いています」と心情を説明した。

RICEは櫻井とドラム村田一弘の2人組。2018年いっぱいで活動を休止している。前身バンドのラファエル(Raphael)は、メンバーの死去にともない2001年に活動を休止し、RICEの活動に移行した。

 

※初出で表記に誤りがありました。おわびして訂正します。