東京オリンピック柔道男子100キロ級で29日、ウルフ・アロン(25)が金メダルを獲得した。NHK総合の放送で実況を担当したフジテレビ西岡孝洋アナウンサー(45)は、同選手が延長戦で奮闘する姿を「延長に入ってから強い、いわゆる“ウルフタイム”」と紹介。「ウルフタイム」がツイッターのトレンド入りした。

延長戦の間、西岡アナは「さあウルフタイム、ウルフの時間」「延長戦に強いことから『ウルフタイム』と言われます」などと繰り返し実況。ツイッターには「ウルフタイム手に汗握って見た」「迫力のウルフタイム最高でした」「ウルフタイム辛抱して我慢して攻め続けて勝利!金メダルおめでとう」と祝福の声が寄せられた。また「ウルフタイム覚えた!」「漫画みたいでかっこいい」「これからは残業をウルフタイムと呼ぶ」などとネーミングを支持する声も集まった。

ウルフは、韓国の趙グハムを相手に延長5分35秒に優位な組み手から鮮やかな大内刈りで勝利をつかみ取った。勝利の瞬間、西岡アナは「きたー!!ニッポーン!スタミナでは絶対に負けない、その自信が見事な金メダルにつながりました!ウルフ・アロン、金メダル!」と声を張り上げた。