藤間爽子(27)が、日本テレビ系で放送中の「ボイス2 110緊急指令室」(土曜午後10時)で連続ドラマのレギュラー出演に初挑戦している。港東署の緊急指令室「ECU」に配属されたばかりの新人警察官・小松知里を初々しく演じる中、第3、4話では元交際相手のDVを乗り越え、事件を解決する姿を力強く演じた。

一方で、09年に亡くなった祖母藤間紫さんの名跡を継いで2月に襲名した、日本舞踊の紫派藤間流3代目家元としての活動も並行している。充実の日々を送る藤間に、今の思いを聞いた。

3回目は「ボイス2-」主演の唐沢寿明(58)の背中を見て日々、学ぶ座長としてのあり方。【取材・構成=村上幸将】

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「ボイス2-」の撮影と並行する、紫派藤間流3代目家元としての活動の中で、藤間は自分の色を出し始めている。

「襲名した記念に、流派のおそろいの浴衣を新しく作りました。何年かに1回、作るんですけど、藤間の紋と縦に3本線…3代目の3の意味を込めました。(流派の)皆さんに、楽屋着にでも着ていただければと。今、お稽古もしていますし、事務的なことをやったりとか…本当は当たり前にやらなきゃいけないことをやっていなかったので、広報のお手紙を作ったり…不慣れだけどやっています」

襲名興行は22年1月29、30日に東京・国立劇場大劇場で開催を予定しているが、新型コロナウイルスの感染が拡大しており、開催できるか不安を抱えている。

「出来るか、出来ないか…。緊急事態宣言が出て、出来ませんとか、あり得そうで…どうなっちゃうんでしょうね。劇場は(予約を)取っているわけだから、準備をしないわけにはいかないので…ちょっと不安ですね」

その中、座長としてのあり方を、ドラマで共演する唐沢から学んでいる。

「人の上に立つということは大変ですね。唐沢さんは、たくさん話す方ではないけれど、現場のいろいろな方を、すごく気にかけている。すごい暑い屋上のシーンの時とか、皆さんに飲み物、氷の差し入れをして、もらっていない方がいると、自ら『おい』と言って、持って行って。上に立つ方は、こういう方でないと、いけないんだと。私は、どちらかというと友だちみたいな感じの人間。それ(唐沢のような威厳)は、ある程度、年齢がいったらつくもので…今は、そういうことは出来ないけれど、なるべく流派の人が、お稽古しやすい環境を作るとか、気を使っております」

ドラマに舞台、日舞の家元としての活動…。多忙ながら充実の日々と思いきや「楽しいことばかりじゃないですよ。そんな、常に充実みたいな…そんなじゃないですよ。お仕事は楽しいですけれど…日々、悩み、苦しみ、葛藤しております」と27歳の女性としての顔も垣間見せる。それでも、初体験の連ドラレギュラー出演を経験し、さらに一皮むけた藤間が、女優道を突き進む。(終わり)