ジャニーズJr.内ユニット、HiHi Jetsと美 少年が4日、東京・新橋演舞場で、主演舞台「少年たち 君にこの歌を」(5日~27日まで)の初日前会見に出席した。ジャニーズ伝統の舞台に主演する意気込みなどを語った。

この日が初めての通し稽古となった。HiHi Jets高橋優斗(21)は緊張を素直に明かしながら「ジャニーズの数々の先輩方が公演を行ってきた舞台。今までで一番いい『少年たち』をお届けできるよう、日々精進していきたい」と気合。美 少年岩崎大昇(19)は晴れ舞台の開幕を目前に「マジサイコーだな、という気持ちで頑張っていきたい」と笑顔を見せた。

少年刑務所を舞台に、事情を抱えた少年たちの葛藤を描く。1969年(昭44)に初演されたジャニーズ屈指の歴史を誇る作品で、ジャニー喜多川氏のプロデュースを引き継いだ滝沢秀明ジャニーズ事務所副社長(39)が本作の演出を担当する。

同氏の主演舞台「新春 滝沢革命」や「滝沢歌舞伎」などでは水を使った演出が注目されたが、今作では本編後のショータイムに行われるドラムの演目「Crash Beat」に“水演出”を採用。天井からドラムを目がけて落ちる水とライトアップが目を引く内容で、高橋は「きたな、と思いました。これは滝沢さんの演出だ」とニヤリ。ジャニー氏が手掛けた見せ場の1つ、メンバーが風呂おけを手に半裸で踊る「おけダンス」も健在で「ほめてくれなくても、笑ってくれたらいいな」と話した。

19年版に主演したSixTONESとSnow Manは昨年デビュー。主演グループは必ずデビューを決める縁起の良い作品でもある。高橋は「ジャニーズJr.として活動する中では1つの大きな目標で、常に貪欲に追いかけていたい。歴史ある舞台を引き継がせていただいたことも、やり遂げた後はこれからの活動の自信につながると思う」と力を込めた。【遠藤尚子】