女優柴咲コウ(40)が9日、都内で、映画「燃えよ剣」(原田真人監督、10月15日公開)の完成報告イベントに登壇した。

作家司馬遼太郎氏が、64年に発表したベストセラー小説を実写映画化。新選組がいかにして歴史に名を刻むことになったのか、主演の岡田准一演じる副長、土方歳三を中心にストーリーが展開される。

柴咲は、土方と運命的な出会いを果たし、ひかれ合う女性・お雪を演じている。

苦労した場面について問われると、開口一番「人生全般、女って大変だな」。「空気を読んで準備をしていたりとか、出迎えたりとか…。(男性の)オアシスにならなければならない」とその時代に生きた女性について語った。さらに「いつの時代でも女性は大変。男中心の社会の中で生きていくのは。時代を超えても痛感する」と、この日紅一点の立場で、女性の生きづらさを代弁した。

また、「戦う生きざまをぶつけあう新選組の一員になりたかった」とうらやましがった。

本来であれば昨年に公開予定だったがコロナ禍で延期になっていた。「改めて見た時に、燃えたぎる物が生まれた。こういう時期だからこそ届くはずだと信じている」と力を込めた。