楽天の三木谷浩史会長兼社長(56)が27日、ツイッターを更新し、現政権について「結果的にワクチン接種に関しては合格点だったのではないかと思う」と私見を述べた。

三木谷氏は「総裁選 遂に今週ですね」と、29日に投開票が行われる自民党総裁選に言及するとともに、「現政権、結果的にワクチン接種に関しては合格点だったのではないかと思う。職域接種を認めたのは肝だった」と現政権を評価し、「このように『民でできることは民で』という基本方針を貫いて欲しい。大国家主導主義へ傾いている事に懸念を感じる」とした。

三木谷氏は今年5月、新型コロナウイルスワクチン大規模接種への協力に関する記者会見を行った際、「日本は2周遅れくらいになっていることに、大変危機感を覚えている」と現状の改善を呼びかけていた。そうした経緯もあり、今回のツイートに対し一部ユーザーから「手のひら返し」とツッコミも入ったが、「手のひら返しではなく、最初はかなり遅れたし、承認も含めてもっと早くできたとは思うが、その後のキャッチアップは良かったという意味ですよ。成人の接種率が80パーが見えてきており、以前とは状況が変わった」と説明した。