歌舞伎俳優市川海老蔵(43)が30日、環境問題への寄与を目的とした特別公演「アース&ヒューマン」(10月28日から、高知・弁天座など全国8カ所9公演)の制作発表会見を都内で行い、延期となっている自身の襲名について語った。

昨年5月に13代目市川團十郎白猿を襲名するはずだったが、コロナ禍で延期となっている。「僕はいつでもOKだが、松竹さんがかなり慎重になさっていて、判断が遅れている」とし、「緊急事態宣言解除といっても、この先どうなるか分からない中、慎重にならなければならないことをご理解いただきたい」と現状を語った。

また「襲名披露という意味では、今ここで『市川團十郎白猿です』と言っても襲名披露になるわけで」「理想的だったのは20年の5、6、7月。今思えばできたと思いますね」と笑わせた。自分のことより、長男堀越勸玄くん(8)の襲名の方が気になるという。「本来6歳で襲名するはずだった。彼が早い段階で『新之助』を継がせてあげたいという親心の方が強い」と語った。