俳優高知東生(56)が、人気芸能人が選挙への投票を呼びかける動画に対して仰天し、「時代は変わる」と感じた胸中を17日までに、ツイッターで明かした。

小栗旬(38)菅田将暉(28)二階堂ふみ(27)といった豪華芸能人が出演し、自身が選挙で投票する意思を示した「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」と題された動画が16日、YouTube上で公開された。動画を視聴したという高知は「俳優達が『投票に行こう』と呼びかける動画に仰天してしまった。古い芸能界に生きていた俺は『政治はタブー』と言われてきた。時代は変わる」とツイートし、「芸能人も所信表明できる時代っていいよな!」と称賛した。

「俺は正直政治に疎い」という高知は、その理由を「『誰がなっても同じ』という大人達に囲まれて育ったし、政治に関する教育も受けていない」と説明し、自身の心の中に「政治が気にかけてくれる存在じゃない」という諦めがあったことを明かした。その上で、「俺が今気になるのは、光の当たらない存在、社会から見捨てられている存在の人ほど投票にいく環境もない事」と指摘し、「俺もそうだったが、本当の絶望の中にいる人は投票や選挙のことなど考えられない。なぜなら自分に未来があると思えないから。そんな人達が一票に希望を見出せるような仕組みや支援ができるといいよな」と自身の考えを述べた。