V6がデビュー26周年を迎えた1日、千葉・幕張メッセで全国ツアー千秋楽となるラストライブを開催し、解散した。メンバー6人が1人も欠けることなく、26年間を走り抜けた。

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解散後、6人はそれぞれソロで活動する。坂本昌行(50)長野博(49)井ノ原快彦(45)三宅健(42)岡田准一(40)はジャニーズ事務所に残り、森田剛(42)はジャニーズ事務所を退所する。

リーダー坂本は引き続きミュージカル俳優として活躍していく。先月30日には埼玉スタジアムで行われたYBCルヴァン杯決勝で国歌独唱を務めるなど、歌唱力は折り紙付きだ。バラエティー番組での活躍が目立つ長野は、テレビ東京系「よじごじDays」で水曜MCを務めており、得意の料理などを披露している。食の知識やこだわりは強く、グルメタレントとしてもキャリアは十分だ。

井ノ原はテレビ東京系「出没! アド街ック天国」の司会を務めるなどMCとしての実績は十分。テレビ朝日系主演ドラマ「特捜9」など、俳優業でも最前線で活躍を続けそうだ。坂本、長野、井ノ原の年長組ユニット「20th Century」は活動を続ける。ファンにとっても大きなよりどころとなりそうだ。

NHK・Eテレ「みんなの手話」でナビゲーターを務めている三宅は、東京パラリンピック期間中も活躍した。社会貢献活動も進めていきそうだ。アカデミー賞俳優でもある岡田は公開中の主演映画「燃えよ剣」はじめ大作に次々と出演。日本を代表する俳優の1人として歩みを進めていく。

森田は1人の役者として舞台中心に活動していくとみられる。親しい関係者によると「1人になって勝負したい」という役者業への強いこだわりも、退所の要因の1つとなったという。デビュー時から比類なきスター性でV6を引っ張ってきた存在。退所後はさらに幅広く、エッジの効いた役柄や、配信サービスなど新興勢力の話題作などにも挑戦していく可能性もある。