井上正大(32)が2日、都内で開催中の東京国際映画祭で行われたジャパニーズ・アニメーション部門特撮特集「仮面ライダーBLACK」トークショーで「毎年やるのはジャパニーズクレイジーと世界各国の方から言われるほど、すごい」と特撮の価値と意義を訴えた。

この日は、87年「仮面ライダーBLACK 鬼ヶ島へ急行せよ」と09年「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」が上映され、同作に主演の井上と、仮面ライダーアギトこと津上翔一を演じた共演の賀集利樹(42)が登壇した。仮面ライダーディケイドこと門矢士を演じた井上は「(特撮は)海外の方からするとすごい。世界各国の方からコメントを頂くけれど、毎年、やるのはありえない、ジャパニーズクレイジーと言われる」と語った。

その上で「やることが多い。(物語の中に)正義がいて悪がいて、世界を救うという壮大な(物語の)世界…文化になりつつある。世界で面白がられていて、オマージュ的作品が出てきている。世界のヒーローに触れて、すごいと思う」と熱く語った。

その上で「アニメと一緒に、100年、200年と続いていったら良いと思う。1ファンとして見守っていきたい」と熱く語った。

6日にはNHK BSプレミアムで午後10時半から「発表! 全仮面ライダー大投票」が放送される。同番組に出演予定という井上は「歌と作品、キャラクターのランキングを出すんですけど…大丈夫ですか? ビリとか出たら」と若干、不安を吐露した。その上で、賀集に「うらやましいのが、気合系の変身ポーズじゃないですか? 変身ポーズやってくれと言われたら、アギトは決まる」と語りかけた。その上で「平成(仮面ライダー)後期になってくると、斜に構えたのが多くて、変身ポーズのやる気がない。クウガとかは己の体内の…とか言うんですけど、ディケイドはカードで変身する以上、道具に頼ってる感じがある。唯一、変身ポーズに後悔した」と本音を漏らした。